作戦

何とかして邪魔されずにラジコン遊びがしたい凛太が思いついたのは
おうちゃんにも同じラジコンを与えるというもの。
ささーっと作って「ほらこれはおうちゃんのラジコンだよ〜」と猫なで声で渡す凛太。
「このりんご甘いよ〜一口かじってごらん」とよく似ている。
が、
白雪姫しかり「え？ほんまにええのん？ラッキー」とばかりに嬉しそうに受け取るおうちゃん。
が、
しばらくよろこんで遊んでいたもののだんだん何かに気付き始める。
どうも引っかかるらしい



これ、、、、ほんまに凛太と一緒のラジコンなん、、やろか、？


何かが、、何かが、、、おかしい気がする、
小さいながらも高性能なはずのおうちゃんの脳みそが頭の中でキュイ〜ンキュイ〜ンと音をたて
大忙しでフル稼働し始めた

凛太あやうし！
やっぱいくらなんでもこの作戦はチープすぎたんやろ、
いくら相手が２歳児とはいえ、これではあまりにも人をコケにしす、





、、、、しかし片時も肌身離さず大事に持つおうちゃん、

「まちがいない、これはまぎれもなくラジコンだ」
脳内のうねりがまたいつもの平穏を取り戻す、チータカタッタッタ〜♪


凛太の作戦は大成功をおさめた










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