peddyのくまちゃん カメラを持って。

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親が中学生にした進路の話


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“一体、りんたは何をやらかしたのか?”


読んでくれてる人は気になってしかたないと思うのですが(笑
もうちょっと待ってください
まずはそもそもからを
受験生との関わりを最初から書き残させてもらおうと思う



中学入って一年二年と
わたしは何も言わず放ってました

虚弱体質の見本みたいなりんたが
毎朝遠い道のりを自転車こいでほぼ休みなく学校へ通い
全く芽の出ない部活をやめたいということもなく続けているっていうそれだけでも
びっくりやなぁって思ってたのでそれ以上何を求めるねんていうのもあったし
わたし自身が親に勉強しろとか言われたこともなかったし
そういうのは自分で決める事やと思ってたから
本人に任せていた
時がくれば自然とちゃんと考えるだろう、と

でも月日の流れは光陰矢の如し
あっという間に中学時代は終わってしまいそうな勢いやのに
それでもまるで自立心の「じ」の字も芽生えないまま
何もしない何も考えないりんたを見て
もうこれ以上の野放しはまずいなと判断し
話をしたのが2年生の終わりにさしかかった頃でした

1年2年の成績はほとんどがアヒルさん
きっちり副教科まで右にならえ
かろうじて社会が3になったことがあったかないかくらいのできでした
テスト前の部活の休みは
友達と遊べる日だと理解してたようで
ゲームを持ってる友達の家に入り浸り
家でテスト勉強してる姿なんて見たこともなかった


「りんた、そこまで勉強が嫌で嫌で仕方ないんやったら
勉強なんてせんでええんやで」って
切り出しはこうでした

「ただ今日はそういうことも含めてりんたの進路について大まかにはっきりさせとこうと思ってな」



まあここからはあくまでわたしの考えであって世間とはズレてるのかもしれんけど
わたしは勉強がいややったら高校なんて行かんでいいと思ってる
高校とか大学とかいう進学なんてしょせん長い長い人生階段のほんの一段二段のことやと思ってるから
飛ばしたって前には進める

親からしても何しに大事な家のお金使って行きたくもない高校に行かせなあかんねんとも思う
高校だけは出しといたらんと、ていう価値観が全くない
こどもが中卒で恥ずかしいな〜とかいう世間体とも全く無縁
だから勉強する気なくても受かるような高校があるならとりあえず行かしとこうっていう
選択は絶対ない



「周りで高校なんか行かんでいいよ〜なんて言う親いるか?居らんやろ?
でもなんとりんたの親はそれでもかまへんていう奇跡の親や、すごい巡り合わせなんとちがうか?」



我が家の子育ての方針というか目的は
しっかり勉強して大学出てほしいとか
将来立派な大人になって
世の中に役立つような人になってほしいとか
成功してもらいたいとかいうようなことでは全くなくて
ただ「生きる力を身につけて自活してほしい」だけなんです

これから長いはずの人生、ちゃんと自分のことを自分で面倒見切れるかどうか

求めてるのはただシンプルにそれだけのこと
中卒高卒大卒、学歴問わずで『自活』が目的なんです
その方法は何だっていい

社会人となったからには一切親は手助けしないし面倒もみない
これが基本のウチの方針
だからニートなんかは許されない、最初から
そのことは子供用の個室を作ってないことからもわかるように
ちゃんとこどもたちにも言い聞かせてきた
「大人になったらこのお家から一人立ちするんやで」と


だから自分はどうやって自活するのか?生きていくのか?
そのことを今日は考えてそこから引き算して進むべき方向性を導き出してみようか、と


子供にとって親からのプレゼンはとても大切なものだと思う

「勉強しなさい」「ええとこに進学しなさい」ではなくて
ただプレゼン

中学生のりんたにはまだ世の中にどんな生き方や仕事があるのかなんてわからへんのやもん
ピンとこなくてぼーっとしてて当たり前といえば当たり前なんよね
ただぼーっとしてても何か目指して頑張ってても
どんな風に過ごそうが
必ず中学の終わりには受験ていう初めての人生の試練みたいな場がやってくるわけで
「Xデー」というものが決まってる限りはまずは親としてそこを踏まえた段階で
話してあげといたほうがいいのかなと思う

とはいえわたしもそれなりにしか生きてこなかったので
自分の人生が有用やとは思えへんし
世界のことを広く知ってるわけでもないから大したプレゼンになったかどうかはわからんのやけどね



ここからはわたしがりんたにしたプレゼンです


まずは一番身近な人からやわね(笑

*調教助手
あなたのパパの仕事はJRA所属きゅう舎の調教助手
当時はあまり学歴も関係なくて中卒だろうと高卒だろうと乗馬経験か牧場で働いた経験があれば
競馬学校を受けることができてそこを卒業してから厩舎に配属されました
形態はサラリーマンでお給料、ボーナス、賞金もあるけど
1日の拘束時間は普通のサラリーマンの倍以上、休みはあってないようなもの、
いつ死ぬかも大怪我するかもわからん危険と隣り合わせ、
吹雪でも夜中から外で馬に乗り、盆も正月もないサービス業、ってとこかな

参考までに今のパパ曰く「危険でしんどいから他の仕事に転職したいな〜って思うこともあるけど高卒でなんの資格ももってないパパは良い条件で今の生活を守れるような職場に転職は無理やからここで頑張るしかないと思ってる」と

ここは中卒でもオッケーやねんけどけっきょくは競馬学校卒が必須なので
進学といえば進学にあたるのかな?ビミョー

でもりんたがこの仕事をしたいなら
コネは潤沢にあるので有利かも(笑





*わたしが尊敬してるこないだ庭の仕事をしてくれたおじいちゃま

中卒で土建の仕事に入りそこからのたたきあげ
青森の寒い現場でほったてみたいなテントを立ててそこで一つの現場が終わるまで作業員みんなで暮らす移動しながらの生活が長かったって
寒くて眠れへんし毎日凍え死なへんかと心配してたな〜っていうてはった
新米のうちは現場のもん全員の飯炊きから何からしたって
つらさに負けずそこで先輩の全部の仕事を見て盗んで覚えて根性で自分のものにしていったって
そのあと建設業を自分で始めて滋賀の公共事業もたくさん請け負うような大きな会社に育てたらしい
今ではもう隠居の準備段階で経営からは手を引いてこうやって紹介で個人で仕事をうけて
気ままにやってはるんやて、
たった一週間弱のお付き合いやったけどその間ずっとわたしは
たった一人でトラックから重機を下ろして山を削って整えてコンクリまで打って
何から何までの工程を全部一人でこなし
めっちゃくちゃなスピード感と腕の良さってのを目の当たりにしたからね
職人さんの技術っていうか生き様っていうかほんまにすごいなと思ったよ
しかも個人で気ままに、、、とはいいながらもけっこうな稼ぎやし経済力も申し分なしの仕事やと思う
もっとたくさんの色んな話が聞きたかったな〜と思う



*テレビで活躍してる芸能人

お笑い芸人とかタレントとか
その道のセンスがあって売れたなら
学歴は問わずやろうから中学生でも食べていける可能性はあるよね
でも人気商売はいつまでも続くっていう保証がないから
たくさんいろんな資格を取ったり
お店を副業で経営したり備えをしてる人たちも多いよね
関ジャニ∞知ってると思うけどメンバーに中卒の人が二人いたらしいよ
でもあんなに人気もあってしっかり就職もして自活できてるならそんでええやんな?
何も恥ずかしくないしむしろ正解な気さえする
でもこないだテレビで見たけど
高卒認定の試験を猛勉強してトライして受かってはったよ
ただの企画やったから、、、っていうだけでなく本人たちには中卒は嫌やっていう後悔があったみたいやな
でもそういう方法で取り戻すこともできるんやな〜と逆にわたしも初めて知った




*錦織くんなどプロスポーツ選手

錦織くんの学歴がどうなのか知る由もないけども子供の頃に一人外国にいって
テニス街道まっしぐらに突き進んできたすごい選手
そんな人やったらそもそも学歴なんか必要あるか?
その他どのスポーツ選手もそうや
なにかに特別秀でてる人なら
勉強は二の次にしてでもその才能を伸ばすことの方が大事やと思うよ
そういう人たちはたいていすでにサラリーマンの生涯年収軽く稼ぎ済みやったりもする
あと最終的にプロ選手になれへんたとしても
才能が秀でてるならそれだけで進学の道もあるし(スポーツ推薦)
就職の道もつながりとかあって開けやすいってけんちゃんも言うてたよ

蛇足やけど羽生結弦くんも学歴なんか絶対必要ないやろ〜ってわたし的には思うんやけど
スケートメインの生活でまともに学校に行けてないにもかかわらず
成績もトップクラスらしい
飛行機のちょっとした待ち時間さえも無駄にしないで勉強してるなんてすごすぎ
とにかく負けず嫌いなんやって
一見勉強なんか関係ない、無駄やん、て思えるけど
その何もかもに対しての負けず嫌いが今の強さのたすけになってるんかもね
まさに文武両道ってとこ



*伝統工芸士〜あらゆるジャンルの職人さん

その道を極めようと思ったら
進学なんかしてる暇があったら1日も早く弟子入りして
修行に励んだ方がいいよね
後継者不足な背景もあるし中卒で住み込みで受け入れてくれるところも
探せばあるはず

どの職人を目指すかで大きく変わるとおもうけど
器用さとかこだわれるかとか適性も必要
料理の世界でよく聞くけど
かなり上下関係が厳しいらしいから
メンタルの強さもポイントになる




でもすごくやりがいと価値のある仕事やと思う
守らんとあかんのもたくさんあるしね





*これもテレビでみた無人島で一人サバイバル生活するおじーちゃん

病院もない、家もない、服も着てない、水道ガス電気といったライフラインもない
収入もないから納税もしてない(推測)、
わたしはこれだけのサバイバル力があるならこれもアリやと思ってる
そういう意味では誰の保護も受けずに極限の生活をしてるホームレスの人たちなら
十分自活と言えるかもしれんね



*アルバイト
ここも一応高校生以上とかいう条件付きの募集が多いから
職種は限定されるかもやけどないことはない
アルバイトから努力次第では正社員の道も開ける可能性もある
色んなアルバイトを経験したらそれなりに視野も広がると思う



*日雇い
アルバイトみたいなもんやけど
仕事を欲しい人たちが集まってお迎えを待ってるっていう場所があって
運良く仕事があったら1日区切りで仕事がもらえるけど
毎日あるとは限らへん
そのままで長い人生を生き抜いていけるかどうか考える必要あり



*工場系、農場系
これは近年過酷な労働条件で外国人を雇ったりとかして問題になってるけど
住み込みも可で中卒でも雇ってもらえると思う



*運転手系
年齢がきたら誰でも免許取得の権利はあるので
それさえクリアしたら就職できるかも
ちゃんとした会社に入れるチャンスもありそうな気がするし
自活力としては十分かもと思う



その他たくさんの
その場で思いつく限りのプレゼンと
人としてしてはいけない(仕)事
例えばヤクザ屋さんとか薬の密売人とか詐欺師とか
働けるのにズルして働かない生活保護受給者とか
金さえ稼げればええってもんやないんやでってことまできっちりと


その上で
中卒でもいいけど自分は中卒で生きて行くっていう覚悟はいるんちゃうか?と
なんとなく結果中卒、、ではそのあとを生きる力が無さすぎるやろ?と

たとえ運良く何か生きる道をみつけたとしても
途中でなんかあったとき
例えば自営とか保証のない仕事で
病気や怪我をしたとき
体力的に無理になったとき
行き詰まった時
なんらかの事情でその仕事を続けられなくなった時に
簡単にはしたい仕事に転職できないっていうことも知ってなあかん

世の中の多くの会社はりんたのことを深く知らずに判断するようにできてる
どんなにりんたが仕事にまじめで性格が良かったとしても
そんなところは見ずにまず大抵のところは学歴で判断するっていうこと
そもそも普通のサラリーマンを目指すなら中卒の求人はないと思った方がいい
これは若気の至りでも何でもなく、人間性にも優れて成績も優秀だったのに
家庭の事情によってやむなく進学できひんた人であっても同じ事で
こういう学歴差別的なことがあるっていう現実もちゃんと知っておくこと



仮にりんたの人生が18歳くらいまでの期限つきやったら
わたしは何もいわんのよ
今のまま嫌な勉強から逃げて目の前の楽な道を選択してたとしても

たちまちゴールして終わるんやから
「はい、めでたしめでたし」やんか

でもあんたはあと数年でゴールする予定あるんか?と
自分の期限を知ってるんか?と

あるようには見えへんし
どっちかいうと
楽しく長生きしたいなくらいの勢いが見え見えやんか

人は死ぬまで一生懸命生きなあかんねん

生きる力って一つのこと言ってるんじゃなくて
一人で服を着られる
お腹が空いたら棚探しをして食べ物をみつけられる
サバイバル力ももちろん
電車に乗って目的地に着く
好き嫌いが無くなんでも食べられたらどこいっても受け入れてもらえる
人の気持ちや痛みがわかる
嫌なことは嫌と言える
虫歯が無い
間違いを指摘されたら素直に聞ける
我慢ができる
とっさのハンドルさばきに狂いがない
口にするものが体にいいか悪いか判断できる
失敗してもそこからまた前に進める
・・・・
そんなこんなの
簡単なことから難しいことまで全部全部が生きる力なんやと思う

そういう力をたくさん備えてたら
長い人生も鬼に金棒
必ず渡っていけるんやと信じてるから
だから一つでも多くの生きる力をあんたらこどもたちに持たせようと鼻息荒く
子育てしてるんやん

ただ勉強できて学歴が高かったら
それだけで生きやすいのか?っていえばそんなことは絶対ない
人生ってそんなに単純なものじゃない

だから勉強がいやならせんでもいいし
人生を生きる方法はいくらでもあるんやから
自分の思った通りにいけばいいのよ
途中で「あ、しまった」と後悔してもまたそこからやり直せる
力があればいいだけのこと
失敗とか遠回りって
ものすごい価値のあることやと思ってるから
りんたがちゃんと考えて決めたならどんな結論でも賛成する


中卒で社会に出ることの大変さ職種の選択の余地の狭さをふまえて
あと一年で卒業ということはそれまでに
ある程度現実的な目標を定めて職探しせなあかんてこと
ほんまやったらまだ当分進学組として親の庇護のもと守られていくのに反して
たちまち自立して世間の荒波に出るということやねんから
そこからの苦労を考えたら陽気に遊んでられるのも今しかないってことになるし
それやったら進学のためやった分を今全部餞別として使わせてあげる
おこずかいもたっぷりあげるしゲーム所持もスマホも許す
今日から心残りがないように遊びきりなさい、と




高校まで進むか
大学に進むか
専門学校に進むか

進学を選んだ場合、
やっぱりどこかできっちり目標を定めんとあかんのやけど
今しっかり勉強して進学率や就職率の高い方向に進めれば
それだけ選択肢が広がるっていうことになる
高校まで進んだら
プラス3年自分の将来について考える猶予ができることになる

ということは
とにかく今はまだ先のことはわからんけど
そのときしたい事ができるように
万全な前準備として嫌な勉強に向き合ってでも
進学しておきたいっていう考えでもアリっていうことやん


普通はみんな特別な才能や特技なんて持ってない子ばっかりなんやから
自分には何が向いてるのかなんて未来は
簡単には見えてこうへんもんやねん
だから考える時間、世界を見る時間てのが大事になってくるの


親としては
そんなサポーター買って出たら
ほんまやったら大変やん
義務教育だけでさっさと終了できたらどんだけ楽か
でもそこで世の中に放り出したらあとがどんなに大変か
苦労するか
あんたらより長生きした分ちゃんと分かってるからなんとか
最後まで踏ん張って生きていけるような力をつけさせてやりたいなって思うんや

老後の備えも大事やのに損もええとこやのに
自分の子供のためになるんやったら、、と
無償の愛でもって
応援してあげようとするんやろ

だから高校行って当たり前
大学行って当たり前って思うのは
見当違いもええとこ
そんなん行ってもらわんでええ

やるからにはとことんやるっていう覚悟もなしでの
進学のチョイスはありえへんから


さぁ
よーく考えて自分で決めなさい、と

そんな感じで話を終えた



それから一時間くらいたってからやったかな〜
二階から降りてわたしのところへきて

「お父さんの大事なお給料を使わせてもらって申し訳ないですけど
高校へ進学させてください!」

と頭を下げてきたのは





つづく





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by pediko | 2016-02-10 17:53 | こども